第六回福澤諭吉杯争奪全国学生辯論大会について

大会趣意

弁論大会は、今や多くの大学で何十という回を重ねて開催されています。
まさに、弁論への情熱的な思いを持った数知れない弁士たちのために場を提供してきたのです。
しかし近年、そんな弁論大会が如何にあるべきか、このような議論がよくなされております。
なぜ、このような議論がなされるのか、それは既存の大会への危機感にあると考えます。
各弁論部によって様々ですが、当会では大きく2つの危機感を抱いております。

一つ目は、弁論大会の閉鎖性です。
つまり、弁士が取り上げるテーマは社会一般の事象であり、説得対象もまた社会全体であるにもかかわらず、
弁論大会に参加する多くは弁論部とその関係者という閉鎖的な空間になってしまっているという危機感です。

二つ目は決められたスタイルです。
15分程度弁論の後、10分から15分程度で質疑応答を行うという従来のスタイルでは、
弁士の弁論に対する情熱的な思いを伝えきれないのではないかという危機感であります。

そこで本大会では、まず、「より一般に開かれた大会にする」ことを目的に掲げました。
SNS 等を通じた積極的な広報活動、YouTube を用いた当日の動画配信を通じて、
弁論関係者以外の方や来場出来なかった方に対しても開かれた大会であるように務めました。
そして、「より弁士が説得活動を追求する場を提供する」ことを二つ目の目的に掲げました。
従来の弁論、質疑応答に加え、自由時間と称しまして3分間の時間を設けることによって、
語りきれなかった情熱的な思いを発露する場を提供いたします。
自由時間では、野次は禁止、使途は原則自由ですので弁士が説得活動を追求できることを期待します。

最後に本大会は出場弁士に、弁論部在籍 1 年以上という制限を設けております。
これは、「下級生に、より質の高い弁論を見せる」という本大会が掲げる三つ目の目的に規定されるものです。
上級生の質の高い弁論を下級生に見せることは、学生弁論界の後進の育成、
ひいては今後の発展に大きく寄与するものと考えております。

平成24年にうまれた藤沢会、今年で開催6回目となる福澤杯、どちらも最も若い辯論部であり大会の一つであります。
多くの弁論部が明治にうまれ、弁論大会は昭和の頃より何十回と開催されていることを考えれば、
その差は大人と子供と言ったところです。
しかし、この若さこそ大人になった弁論大会に一石を投じることができると考えます。
本大会が⻑い歴史を経て育てられた弁論の新たな可能性を開き、
語る弁士、それを聞く聴衆にとって自己研鑽に資することを心より願います。


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なお、開催場所であるΩ11については、下図の②の、一階にございます。 map

大会概要
主催:慶應義塾大学辯論部藤沢会
大会実行委員⻑:橋田征憲(総合政策学部 2 年)
大会実行副実行委員⻑:柴山智裕(環境情報学部 1 年)
大会形式:弁論
開催日:12月23日(土)
審査員:岡田順太様、吉川香潮様、佐野修様

弁論について

弁論は以下の約30分で構成されます。
弁論時間:12分打ち切り
質疑応答:15分
弁士自由時間:3分
また、弁論の詳細に関しましては、以下 URL にてご参照ください。
弁論動画 URL→ https://m.youtube.com/user/keiobenronfujisawa

審査及び表彰について
審査員の方々には、説得力100点満点で採点していただきます。そして審査員より評価を受けた者、聴衆より評価を受けた者を以下のように表彰いたします。 審査はすべての弁論終了後、審査用紙をもとに審査員による合議にて行なっていただきます。
最優秀賞:一名、福沢杯及び賞状を授与
優秀賞:一名、盾及び賞状を授与
第三席:一名、盾及び賞状を授与
聴衆賞:一名、杯及び賞状を授与
*聴衆賞は聴衆によるアンケートにより選定

審査規定
本大会は弁士の発表を以下の規定に従い、審査します。
【弁論】 本辯論大会の弁論の審査は説得度 100 点満点で行います。 弁論とは説得活動であり、本辯論大会が求める弁論もまた説得力の高い弁論です。 そのため、弁士には採点基準を満たす弁論ではなく聴衆を説得する弁論を目指して頂くべく採点基準を説得度 100 点満点で採点することとします。 説得度は知識、論理性、声調態度などが基準となりますが、配点は行わず、審査員に一任します。 ※弁士発表が打ち切られた場合は、打ち切り時点までをもって審査を行なうものとします。
【質疑応答】 質疑応答の採点は減点方式によって行ないます。本辯論大会では弁士にはあくまで弁論による説得を目指していただくために、説得度にて採点をすることとしています。 しかし質疑は説得のために弁士が行うものではなく、聴衆が自ら納得するために行うものと考えます。そのため、質疑応答は弁士主導で行われないので、弁士の説得度に加点することは不適切と考えます。 しかし、質問に対する応答が不十分の場合は聴衆が納得することを阻害され、弁士自身の説得度が下がると考えられます。 よって弁士の対応が、聴衆の納得に十分資するものであったかを測るために本辯論大会では質疑応答は減点方式によって採点します。
※具体的には弁論の部で獲得した点数から、以下の基準で合計 0 点〜25 点の幅で減点します。
(声調態度) 弁士の声量が十分、かつ、回答が端的で聞き取りやすかったか。
(論理的一貫性) 質疑の応答内容が、弁論内容と矛盾していないか。
(質問に対し、的確な回答をしていたか)質問者の質問の意図を理解し、質問に対し的確な回答を行えているか。
【自由時間】 本大会は3分間、弁士発表の最後に自由時間を与えます。自由時間は弁論の焼き直し、弁論に対する思い、質疑の補足など様々な使途が想定されますが、使途は弁士に一任します。 しかし、本辯論大会はあくまで説得活動の一環として「自由時間」を設けていますので「自由時間」を経て、 審査員の心境に変化があれば、それを質疑応答終了地点で「説得度」の点数を加点、もしくは減点します。

野次規定
本辯論大会では、弁論・質疑応答の最中は原則野次を認めるものとします。ただし、弁論が聞こえないなど、野次が過度な場合は司会が注意することがございます。 会場最後列に待機しております係員が、弁士の弁論が聞き取り辛いと判断した場合挙手を行い、これを判断基準とします。 また、自由時間の際には、野次は一律で禁止とさせていただいておりますのでご注意ください。

出場大学及びタイムスケジュール
一、開会式 10:30~10:50
開会の辞
実行委員⻑挨拶
審査員紹介
弁士紹介
大会規定説明
二、弁論の部 11:00~16:20
第一弁士 慶應義塾大学
第二弁士 中央大学
第三弁士 明治大学
昼食休憩
第四弁士 法政大学
第五弁士 東京農業大学
第六弁士 慶應義塾大学
審査結果集計
三、開会式 16:30~17:00
審査講評
審査結果発表
表彰
閉会の辞大会
四、レセプション 18:00~19:30